つまらなく、標準的であること。そしてそのソースコードが重要であるということ。

最近はわりかしWebブラウザ上で出来ないことも減ってきて、あんなことこんなことしたいなって話がよくある。それ自体は「おっそんなん僕得意やで」って活躍出来る場があって大変嬉しいけど、個人的にやっちゃいけないなって思っていることがある。

たとえばなのだけれども

よくフォームパーツを独自のUIにしたいという要望があったりする。んだけど、よほどのことがない限り「やめた方がいい」ことにしている。
別段、実装内容として難しいことはないし、工数的にそう大変というわけではない。んだけど、フォームパーツというのは、基本的に大変重要なもので、時として「値が1個ずれてました」だとか「なぜか入力できない」が笑い事ならなくて、使う人は勿論、提供するひとすらとても困ったことになったりもする。

標準的であるということ

そういった場合に、重要視しなければならないのは、Web標準に従うことだ、と僕は思っている。自分で実装したダミーのUIは、確かに検証環境ではきちんと動いていて問題もなく、入念にチェックされて公開されるのだと思う。だけどそれは、いつ動かなくなるか、どんな場合に動かなくなるのか、わからない。
aタグのリンクをクリックした時に、遷移しないブラウザはあり得ないし、そんなブラウザはそもそも使われないと思う。だけれど、pタグのonclickにlocation.hrefと仕込んだ場合、本当にそれが保証できるだろうか。僕としては、それが動作しないと思うような場面を見たことがないし、99.99%大丈夫だとは思う。だけど、仮に万が一のことがあっても、責任を取ることはできない。

それがつまらないと知っていても

例えば、情報を送信したり、設定を変更したり、その挙動がそのプロジェクトにとって重要なものである場合、そしてそれがいつ誰に利用されるかわからない場合、それが簡素になってしまったとしても、超えない方がよりベターなラインというものがある。(もちろん、アイデアを出す段階で考慮する必要はないけれど。)
そして僕らは何か一発芸が出来ることよりも、ただ何が標準であるかを知り、そのラインを提案できることも大事なのではなかろうか。

おしまい