アイデンテ-フィ

なにか尖った人間と同じフィールドに立つ機会があったりすると、「うおお、このひとはやっぱりすごいな」と思う機会があるのではないでしょうか。それが自分と違う職種であれば恵まれたチームに居るということですが、さて、それが同じポジションの人間だった場合、「自分がやるよりもあの人がやった方が良い結果になる」という主観的事実をどう処理したものか、どうも負けず嫌いとして生まれ落ちてしまった身には難しいところだと思います。

ところで、IT業界は激務のイメージがあって、それによるうつ病や時には過労死の話なんてのも度々話題に上がったりしますが、どちらかといえばそういった勤務時間の問題よりも、周囲と比べた自己評価や、求められることに対する劣等感の方が、大きなストレスになると言う話もあります。なんだかFacebookを見てネガティブな気持ちになるひとが多い、という話と似ている気がします。
自分がなんとか頑張ってひねり出したことを、斜め上一足飛びに越えて行ってしまうひとというのはどこにだってカジュアルに存在していて、ポジティブに考えれば、時として自分は誰かにとってそうであったかもしれないけれど、その自分視点で見ても上も下も、もしそれを順々に決めつけていくとしたら、キリが無さそうです。

そうなると、自己評価って、上を見た回数が多いか、下と見なした回数が多いかの違いなんじゃないかと、そんな気がしてきます。果たして自分に他人と比べて優れた点があるのかどうか、どうでもよくなってきて、求められることに対して、自分がまったくもってこれがベストだと思えることを、考えられたら、それでいいやって、最近はそう思っています。なんだろう、これって逃避なんだろうか。