kawasako.exe

先日LINEのmessaging APIが公開されたので、最近ちょろちょろ触ってたりします。イケてるエンジニアの方々なんかは、今更BOTなんかと思われるかもしれませんが、LINEのBOTを作るメリットは、たぶんモテることだと思います。「きみかわいいね!どこ住み?てかLINEやってる?俺の作ったBOTと友達になってみてよ!」と、他のナンパ師に差をつけるわけです。更にいうと、直接LINEを繋げるわけではないので、女性にとってもハードルが下がったりするんじゃないでしょうか。これはもう、LINE BOTを作るしかありませんよね。

それだけじゃありません。最近のLINE BOTはグループにも投入することができるようになりました。直接女の子に声をかけられないシャイなあなたは、目当ての子が参加してるグループ窓に適当に九官鳥BOTでも作って投入してみましょう。入れたあともなんかすぐできるような変更を加えて俺がコントロールしてるんだぜ感を演出できれば、完璧だと思います。個人的な統計によると、だいたいプログラマに対する一般的な見解は「何やってるか(言ってるか)イマイチわからないひと」なので、直接動くものが見せられる場というのは大きなアピールポイントなのではないでしょうか。これはもう、LINE BOTを(略)

冗談はさておき、一人一人が自分にパーソナライズされたBOT、というか僕の中ではすべてのBOTの未来はAIなのでそういう前提で話しますが、そういうものを持って、あのひとに会議前にリマインドしといて、とか、ドキュメントの場所聞かれたらここって答えて、とか、トラブルがの連絡を受けたらこんな項目ヒアリングしといて、とか、プログラミングしてそれを日常に役立てるような生活はもうすぐ目の前なのではないでしょうか。実際に僕が毎日かなりたくさんの時間を割いていることで、「不具合が発生した時誰が対応できる問題なのか切り分ける」業務とか、「これはどの開発部署が判断できることなのかfeedbackする」、みたいなことの判断プロセスをプログラムすることは、そう難しくなさそうだと思っています。また、自分の業務の一部をプログラム化するというのは、多くのエンジニアが日常的にやっていることだと思います。それを落とし込む先が、BOTになるだけです。

あんまりそういう勉強をしてこなかったのでにわか知識ですが、そういった情報からif-then形式で何かを判断するAIは、どうやらエキスパートシステムだとか、第五世代コンピュータとか呼ばれるもので、理論自体はだいぶ昔、僕の生まれる前から研究されていたようなものだそうです。最近またAIが注目されているのは、誰かが新しい概念を思いついたというよりも、インターネットが流通して膨大な情報に誰でもアクセスできるようになった=学習データが手に入ることや、コンピュータ自体の高性能化だったり、安価になったというところが大きいようです。

きっと僕の孫世代なんかは、自分でプログラムしなくても動くような高性能なAIをみんなもっていて、AIと生きた人生を歩むひと、人と一生を共にしたAIなんてものが、SFの世界じゃなく実現するのではないでしょうか。たぶんそんな世界で、80歳になった僕は何万行にも膨れ上がったkawasako.exeを使い続けていて、「じいちゃんのBOT頭かったいよな〜。返事おっせーし自動学習機能もないしさあ。新しいのにしたらいいじゃん!」なんて孫に馬鹿にされるんじゃないでしょうか。そうなったら僕は言ってやるんです。「じいちゃんはな、ばあちゃんをこのBOTで射止めたんじゃ。今更変えられんよ。」みたいなね。

そんで、僕が死んじゃった後もAIは動き続けるわけですよ。kawasako.exeには、色んな思い出話とか、考えてたことが、登録されていることだろうから、わかんないけど、思春期のくだらない悩みくらいなんかは、解決してやれるかもしれない。僕には生涯かけても自分勝手に進化するような高度なAIは作れないだろうけども、それも悪くないじゃないですか。いつも変わらない、頑固なoriginal AIとして、サーバが稼働する限り、好き勝手のたまうよ。