バチルス・ナットーとD型アミノ酸

Wed Apr 4, 2018

納豆っておいしいよね。

納豆のネバネバ成分にはD-グルタミン酸と呼ばれるアミノ酸の一種が多量に含まれているという論文を目にしました。調べてみると、この中で語られているように人間や多くの生命体を構成するタンパク質はL型であり、これらが人間の体内に見つかり注目されるようになったのは最近のことであるそうです。

D-グルタミン酸についてインターネット上で調べてみると、なんと資生堂のサイトがヒットします。美容の観点から見るとこのD型アミノ酸というものは幼児の肌に多く含まれていて、肌のうるおいを保つ作用がある、という話なのですが、一方でD型アミノ酸は老化によって体内のL型アミノ酸が変化して蓄積されるという話(老化のメカニズム 京大・藤井紀子教授が解明 -白内障で目が濁るのはアミノ酸の変化が原因-)もあります。いずれにせよ、D型アミノ酸と呼ばれるものは、こと人間の体内においては加齢と共に変化するもののようです。

もうひとつ不思議なところは、L型アミノ酸とD型アミノ酸は物質的な特性に違いがないらしい、というところです。L型とD型は構造が鏡合わせのようになっていて、そういったものを光学異性体と呼ぶそうですが、その名の通り偏光を右に曲げるか左に曲げるかといった特性が違うだけで、そのほかの性質に関しては全く同一であるそうです。にもかかわらず、現実としてその分布に大きな違いがあるのも不思議だし、何故その作用が違ってくるのかというのも学のない身としては大いに疑問です。

自分としてはインターネットに落ちている文書を拾い読みすることくらいしかできませんが、これもまた夢のある話だなと思います。この謎を生命の起源につながるものだとする話もあるようです。生命をかたちづくったアミノ酸の謎に迫る

さて、こんな話はどうだろう。「人類の中には、すでに異星人が紛れ込んでいる。彼らは見た目こそ人類と変わらないが、その体はD型アミノ酸によって構成されており、地球人と交配ができない。彼らは自らの種の存続のため、大豆という食品に目をつけ、納豆菌を使って人類にD型アミノ酸を摂取させることによってその体を作り変え、異星人化してしまおうと企んでいるのだ!」(妄言) みんな納豆菌を甘く見ない方がいい